皆様はご自身の最期をどう迎えたいですか?
最近「終活」という言葉が世間に認知されてきている中、「ご自身の最期をどのように迎えるか?」と考えた際に出てくるのはお墓の問題。
そこで今回は、武蔵野御廟の伊藤成人さんにお越しいただき、意外と知らない「お墓・墓じまい」事情についてお話しいただきました。
伊藤さんは、東京都台東区・東京都文京区にある室内墓所(自動搬送式納骨堂)の販売代行をしている会社の渉外・提携・イベント企画を担当しており、お客様の立場になって考えることを念頭に置き、業務に従事されています。
目次
いざという時スムーズに!~改葬の手続き~
「皆様は全国にお墓は何基あると思いますか?」
伊藤さんの問いかけでセミナーが始まりました。
答えは86万基だそうです。そのうち改葬(納骨されている仏様を移すこと・お墓の引っ越し)されているお墓は、年々増加していてなんと12万基にも及ぶそうです。
改葬される理由として多いものは、お墓が遠いところにある、墓守をする人が途絶えてしまった、管理費がかかるなど。
セミナーではそんな改葬の流れについても伊藤さんにお話しいただきました。
- お引越し先となるお墓(納骨堂)を決める
- 新しい墓所の管理者から受け入れ許可証(永代使用許可書でも可)を発行してもらう
- 現在のお墓がある墓所を管轄する市区町村の役所から「改葬許可申請書」を入手・記入
- 記入した「改葬許可申請書」を現在の墓所の管理者から署名・捺印をもらう
- 改葬許可申請書を現在の墓所がある市区町村に提出し、「改葬許可証」をもらう
- 現在の墓所で閉眼供養(墓石に宿っている仏様の魂を抜き取る儀式)を行い、ご遺骨を取り出す
- 新しい墓所(納骨堂)に「改葬許可証」を提出し、納骨を行い終了
このように、改葬には時間・労力・費用がかかります。
改葬を考えている方は、いざという時を考えて早めに行っておくことをお勧めします。
窓口de終活では、終活に関連するセミナーやイベントを毎日開催しています。各分野の専門家の話を無料で聞けて、気軽に相談できる機会です!ぜひご参加ください。