自宅介護に限界を感じたら?老人ホーム・介護施設という新たな選択肢を考えてみよう

親御さんの介護について、「住み慣れた自宅で最期まで」と考える方は少なくありませんが、いざという時に備え、介護施設への入居というもう1つの選択肢についても知っておくことも重要です。

親御さんを老人ホームや介護施設に入れることに対して、マイナスのイメージを持つ方も多いですが、施設入居のメリットにも目を向けてみたいと思います。

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在宅介護にはいつか限界がくることも……

どんなに頑張っても、在宅介護には限界が訪れることがあります。認知症を患った親御さんが夜中に徘徊し、そのたびに探しに出るという過酷な在宅介護の末、親御さんがマンションの非常階段で転倒し、頭を強打して帰らぬ人となってしまったという事例もあります。このような悲しい結末を迎える前に、既に在宅介護は限界を迎えていたと考えられます。

介護のために仕事を辞める「介護離職」も、深刻な社会問題となっています。介護がいつまで続くのか?ということは誰にもわかりません。また、介護が終わった後に再就職できる保証はどこにもありません。経済的な問題を考えると、何とかして介護離職を回避する方法を見つけることが重要です。

老人ホームや介護施設入居のメリットとは?

老人ホームや介護施設には、専門スタッフや医療関係者による行き届いた介護サービスのほか、栄養バランスが考慮された食事など、親御さんにとってさまざまなメリットがあります。

日常生活やレクリエーション等を通じた他の入居者や施設スタッフとの交流を通じて、親御さんが社会性を保つことができる点もメリットの1つと考えられます。認知症は完治が難しいものの、他者との関わりによる刺激で症状の進行を緩やかにできる可能性があると言われています。

お子さんが過重な介護負担から解放されるという点は、言うまでもありません。介護離職の心配もなくなるでしょう。

老人ホーム・介護施設への入居を検討するタイミングは?

「親を老人ホーム・介護施設に入居させるタイミングは、どのように考えれば良いでしょうか?何か指標のようなものはありますか?」といったご相談を受けることがよくあります。これについては、多くの介護関係者が、以下のように回答しています。

「在宅介護がつらいと感じた時。それが親御さんの老人ホーム・介護施設への入居を検討すべきタイミングなのです」

まずは施設見学をしてみよう!

実際に親御さんの老人ホーム・介護施設への入居を検討する場合、まずは施設見学をしてみることをおすすめします。

施設を見学することで、親御さんご自身やご家族にとって新しい発見があるはずです。

「住み慣れた我が家を離れたくない」「新しい環境になじめるか不安」という理由で施設入居をためらっていた親御さんも、清潔で明るい施設や、親切なスタッフ、美味しそうな食事、そして笑顔があふれるレクリエーションの様子を目の当たりにすることで、入居に対して前向きな気持ちになることも少なくないそうです。

また、ご家族も、施設の設備やサービス内容を確認し納得することで、安心して親御さんの介護をお任せできると思います。

まとめ

在宅介護には限界があることも多く、在宅介護がつらいと感じたタイミングで、老人ホーム・介護施設への入居という選択肢を考えてみることが大切です。それが、親御さんの健康やご家族の生活を守ることにつながります。

実際に親御さんの老人ホーム・介護施設への入居を検討する場合、まずは施設見学をおすすめします。「シニアと家族の相談室」では、専門家とともに介護施設の見学ができる施設見学会を定期的に開催しています。昼食体験付きであることも多く、食事の内容もご確認いただけます。ご興味のある方は「シニアと家族の相談室」までお気軽にご連絡ください。

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