今回のメニューの選択のポイントは「茗荷」です。ちょうど今の時期です。そして安い1パックに3つ入って100円。お手軽なんです。それに、皆さん、茗荷って食べますか?茗荷って食べると「物忘れが……」って言われますよね。
あれって勘違いされてますよ。
茗荷を食べると「あまりに美味しすぎて他の事を忘れてしまう」ってことから言われています。この時期茗荷を食べて、暑い夏を忘れましょう(^_-)-☆
ピクルスって大きく分けると「漬物」です。精進料理には大切な一品。
ただ、漬物というと
精進料理 = 漬物 = 沢庵
なんてなりますが、それじゃ面白くないでしょう。
元を考えれば沢庵だって中国から沢庵和尚が持ち帰ったものです。
日本の文化みたいになってますが中国からの伝来。そう考えればピクルスも受け入れられるはずです。
精進ピクルスの作り方
材料
- ※昆布出汁 100ml
- ※お酢 60ml
- ※砂糖 小さじ1
- 椎茸 2個
- 胡瓜 1本
- 茗荷 1パック
- プチトマト 2個
- 夏野菜等 冷蔵庫(裏の畑)と相談して下さい
手順
- 野菜を切る。昆布出汁を煮立たせ、カットして生椎茸を入れる。
- 1~2分程煮て火を止める
- 冷めたら※の調味料を加える
- 保存容器に移して冷蔵庫で1日置く
- あら!ピクルスの完成!
野菜は下ゆで、塩もみは不要です。
写真で見るとこんな感じ
「ピクル酢」を使えば、もっと時短簡単、精進料理
そんな時間も無いという貴女!
「ピクル酢」(飯尾醸造)を使えば時短、簡単、精進料理。
生野菜をそのまま漬けるだけで、美味しいピクルスが簡単に出来上がります。
きゅうり、大根、にんじん、かぶら、キャベツ、セロリ、長芋、ズッキーニ、プチトマト、パプリカ…。
お好みの生野菜を切ってジッパー付き保存袋に入れ、その1/3量の「富士ピクル酢」に漬けて下さい(例:生野菜300g 富士ピクル酢100ml)。
冷蔵庫に保存し、まる1日経てば食べごろです。生で食べられる野菜ならなんでもどうぞ。塩もみや下ゆでは不要です。
「ピクル酢」は、米酢、砂糖、食塩、ドライトマト、香辛料、しか使ってませんので精進になりますね。
よく似た商品がありますが、裏の記載を見てみて下さい。結構カツオ出汁や精進にならない野菜の出汁が入っておりますので、ご注意下さい。
精進料理の思わぬ効能?
この記事を寄稿するにあたり、家族に相談しました。
今現在、宿坊とお寺、宗門の雑務、曹洞宗の自殺予防電話相談員、民生委員、行政相談員ほか、などをしております。
もちろん、家族の了承を得るために隠さず話しました。
すると、どうですか!
話を聞くなり、即OK。
「毎回写真を撮影するなら、厨房が綺麗になるやん」なんて。
確かに、写真のために掃除はします。
だって、汚いコンロが写ったら恥ずかしいですやん。だからって、毎回の掃除を期待する家族は、私の事をよく理解してるなって感心しました。
家族からの許可も頂戴したので、多くの精進料理の先輩方に失礼の無いように私なりの観点から精進料理をご案内したいと思っております。