本日は、小山正見先生をお招きして「新春俳句コンテスト」を行いました。窓口de終活でも人気のセミナー。今回は2時間に延長しての開催です。
はじめての方のために、俳句作りのコツ
前半の1時間は、俳句教室。お正月をテーマに皆さん、俳句を作っていきます。
初心者の方でも簡単に作れるコツもたくさん披露していただきました。
ここで少しご紹介します。
1.最後の言葉を先に決める
まず「着地が先に決まると落ち着いて詠める」ということ。
例えば「お正月」という言葉を最後に入れておくと、俳句っぽくなると裏技も教えていただきました。
2.俳句は言葉の写真
「俳句は言葉の写真」と小山先生がおっしゃるように、実は俳句は写真と大変良く似ています。
嬉しい、悲しい、寂しいという「感情」は写真を撮っても写りませんが、涙や笑顔は写ります。同じように、俳句も、直接的に感情を表す言葉は使わずに、「何かほかの言葉はないかな?」と探すと良いそうです。
3.恥ずかしがらない
もう一つ、上達のコツは「恥ずかしさを超える」こと。早速、できた俳句を一人ずつ、皆の前で詠んでいきました。
同じ「おせち料理」という季語でも、詠む人によってまるで違います。たったの17文字なのに、風景がありありと目に浮かぶのも不思議でした。
季節は4つなのに、季語の季節は5つ?
日本の季節は、春夏秋冬の4つですが、俳句の世界では季語にはもうひとつ、新年という季節があります。その理由は、明治時代に明治政府が江戸時代まで使っていた旧暦を新暦に改めたことに由来します。それまで、お正月の季節は春だったのですが、新しい暦では冬になってしまいます。そこで旧暦のお正月に合わせて、春の季語の中から新年に関連する季語だけをまとめて、新年という季節になったそうです。
2023年 新春俳句コンテスト
さて、後半はいよいよ俳句コンテストです。
お正月をテーマに、ひとりずつ詠んだ俳句を貼り出して、それぞれお気に入りの句を3つ選びます。
今回見事、「天(金賞)」に選ばれたのはこちらの句です。
次いで、同数の票を獲得して2名の方が「地(銀賞)」に選ばれました。さらに、サプライズで小山正見賞も!
皆さんの詠んだ俳句です。とても初めてとは思えない句もたくさん!
窓口de終活では、終活に関連するセミナーやイベントを毎日開催しています。各分野の専門家の話を無料で聞けて、気軽に相談できる機会です!ぜひご参加ください。